【うつ状態のココロ】初めてのメンタルクリニック
あなたは精神疾患があります。
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と、はっきり言われてしまうと
ますます不安になり
本当に重度の精神疾患になって
立ち直れないのではないかと
思って、なかなか受診できずにいた。
でも、もし、同じ気持ちで悩んでる人がいたら、私はきちんと伝えたい。
メンタルクリニックに早めに受診するべきだ。
一番最初の先生は普通ですと言われるかもしれない
二番目の先生は精神疾患だとはっきり言って追い込む人かもしれない
でもいい先生は必ず必ずいる。
私は運が良かった。
たまたま立ち寄ったカフェから一番近い病院は、とてもいい先生だった。
問診
メンタルクリニックは、事細かなアンケートが用意されている。
待ち時間が長く感じる人もいるかも知れないけれど、これをきちんと書いたり、気持ちを落ち着かせる時間が充分に必要なのだと考えた方がいい。
私もありのままを書いた。
主な質問は、
- 症状(具体的に。また時期も細かく。)
- 発病のきっかけだと思うもの
- 気持ちが楽になる時はどんな時か
- 気持ちが暗くなるのはどんな時か
- 今までの受診歴、診断、治療、結果
- この病院に希望すること(他の病院に行った場合は、病院を変更した理由など)
- そして、裏面に聞いて欲しいこと、書きたいことを何でも書いていい。
こんな感じだったと思う。
院内
重度の人は少ない病院を選んだ。
精神科には、認知症や、目も当てられないほど重度の人がいると
自分自身も気が滅入ってしまうから
私はメンタルクリニックと表示されているところを選んだ。
私の選んだところは、大きい病院ではないが、若い人やサラリーマン風の人がいた。みんな静かで、深くゆったり座れるソファーに座っていた。
そのせいかとても穏やかな気持ちで待てた。
診察
先生は白髪交じりの優しいおじいちゃん先生はだった。
診察室というよりは、学校の校長室や応接室のようだった。
気持ちを考えてか正面には座らない。
先生の横に座る形で、ここでも深く座れる椅子が用意されていた。
先生はあらかじめ、私が書いた問診の内容を、しっかりも読んでくれていた。
その内容に私も付け足すように答える。
「耳鳴りっていうのは…人が話すことが聞こえたりするわけじゃないよね?
先生は、超能力は診れないだよ」
先生は優しくにっこり微笑んだ。
先生の優しいジョークに
なんだか安心して私はボロボロと泣いてしまった。
今までのこと
体に起こった症状
会社のこと
とても上手に伝えられたとは言えないけど、先生は全て聞いてくれた。
「大丈夫。いまならまだ、ゆっくりだけど心は戻ってくるよ。
たとえば、犬が3回吠えたから不安だとかね。
あなたは、確実に発病しているけれど、すぐに療養すれば大丈夫だよ。
ただ、先生には出してあげれない薬があるんだよ。
それは会社を休んだり辞めたりすること。
きっとそれが一番の処方箋になるはず。
」
先生は優しくそう話してくれた。
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