【うつ状態のココロ】発病の引き金
私は、業務委託の契約で半年間仕事をし、評価をしてもらい、契約社員になるか、この会社では難しいか判断してもらう約束だった。
更新の日に近づいても何も連絡がない。
そろそろですよね?とこちらから聞くしまつ。
更新日ギリギリになって、ようやく篠田さんと面談することになった。
結果、業務委託契約の延長だった。
理由を尋ねた。
私の作業内容に不備はないという。
会社の体制が変わるのを理由に出された。
解雇になった会社と同じである。
なぜか私たちのせいじゃないという。
ただ、コメントを求めても
そんな答えなのは、きちんとした評価をできないのは、どんな仕事をしてどんな活躍をしていたか、何も見ていないから答えられないのだろう。
次の契約ではどういうところを見るのか、自分はどういうところを気をつければいいか聞いた。
篠田さんは
・前職っぽく、この会社のやり方や動きに合っていないこと
・制作物は8割できているが、もっと質を高めること
をあげた。
これは前回も同じことを言われている。
もっともらしく聞こえるが、これこそが、作業自体を見ていない証拠だなと思った。
また働きやすくしようとか、良くしようと動くと必ず圧力で止めるのも篠田さんだった。新しい風は受け入れない。
私はそういうのを口を出す立場にないということかもしれない。でも、自分の働く環境を誰も整備しようとしないのであれば、自分から動くしかないと思っていた。
また、彼は、いつも前職の動きが抜けていないという否定ばかりする。
制作物も良くするために、見直す表を作ったが、これはいらないと言われ、制作物に直接FBすることもないのに、8割できているが…というコメントを半年後に言われるのは不自然にも感じる。
というか、私の不信感が強くて、何もかもその場の言い訳に聞こえていた。
説得力がまるでない。信頼関係がないからだ。そして、築くことが出来なくてもいいというら考えなのだろう。
さらに驚くべきことに、契約を更新しても今後3ヶ月で評価をするのは、私がもっとも信頼していない、田中さんだという。
さすがに私はそれは納得できないと伝えた。作業の経験も、精度も何もかも、彼の方が劣っている。ましてや社会人としての常識も無く、遅刻してくる、報告連絡相談すら怠る人に評価を受けたくなかった。
それは会社の体制と一点張り。
彼の下で働かない選択も会社内でできるはずなのに、選択肢すら与えないのか。
私は、契約を保留にして、考えさせて欲しいと持ち帰った。
辞めるときは2ヶ月前に会社に提示するとあったが、契約書が届くのが遅かったので、解除も1ヶ月前の提示で問題ないか確認した。
篠田さんは私が辞めるかもしれない…と、その時思ったかもしれない。
それから、篠田さんの私に対するあたりは
ますます強くなった。
辞めてもいいという扱いに変えたのかもしれない。
私は、契約を更新することを決めた。
生活ができない為…新しい道を探すにしても時間が欲しかったからだ。
普通は契約時がどうなるかはギリギリに伝えたりしない。考える時間も与えさせないのかもしれない。
発病のスイッチ
仕事には必ず期限がある
その期限に変更があれば、連絡するのが当たり前である
しかし、ある日、私の担当していた作業の期限が変えられていた。
管理上では私は作業が遅れ、期限に間に合っていないことになっている。
田中さんからは、事前に作業の期限は田中さんが決めるという連絡が来ていた。
が、それが決定される前に、田中さんに振られていた仕事だ。
その変更をよく確認しなかったから気づかなかったのだろう、今回は納品が遅れるということで連絡しておく。これからはきちんと期限を確認するように。
と田中さんに言われた。
私が確認ミスをしたのではない。
彼の連絡ミスが大きく占めている。
さらに、気づいたのも私である。
彼は遅れていると気づいても連絡もしてこない。
私は評価に、期限を守ること、があげられている。守らないわけがない。評価に影響があるところを、彼のせいでミスにされたのだ。これほど不満なことはない。
毎日提出している日報に、
報告連絡相談がないためのコミュニケーションによるミスで納期が遅れた。
連絡する手段に問題がある。
私も気づくのが遅れた、反省している。
と書いた。
直接言っても、響かないが、
本社のメンバーも見る日報に書けば、
彼を納得させることができる。
今後こんなこと起きないようにしたいと思った。
起きたことをありのまま報告した。
ただ、頭に血が上って書いたので、支離滅裂なところもあったかもしれない。
そんなメールに返信が来た。
夜中の12時を過ぎていた。
篠田さんからだった。
これは誰にあてたものですか?
連絡手段に不満があるといえば、それを採用した人は嫌な思いをするのでは?
バカにしてるんですか?
反省はとってつけただけですよね?
という内容だった。。
あえて、本社メンバーは外し、私と田中さんと他の社内メンバーに見える形でこのような返信が来た。
それはとても、威圧的で、嫌悪感のする内容だった。
私のメールも幼稚だったのかもしれない。
しかし、それにしたって、
夜中の返信。圧力的な内容。事実確認を周囲にしたわけでもなく否定。私がバカにしてるという勝手な解釈。
ましてや、これは篠田さんにあてたものではない。現状起こった問題を書いているだけだ。
これほど非難される必要はあるのか??
その日、
とてつもない動機に襲われ、2時間かけてなんとか謝罪のメールを送った。
泣きながら寝た。
いや、寝れなかった。まったく寝れなかった。
明日が憂鬱で仕方ない。
これが、発病の引き金になった。