【うつ状態のココロ】家族の支え

人が最も傷つく時は
故意に汚い言葉を浴びせられることではなく
最も身近な存在に否定されることだと思う。


家族の理解

私は一緒に住んでいる恋人がいた。
前職でも一緒だった為
とても理解してくれていた。

そして何より、篠田さんの元同僚であり
新しい会社に誘ってくれたのもこの人だ。
だからこそ、いつも味方でいてくれた。

しかし、
このうつ状態がはじまったとき
不安定な自分は
励ましの言葉も
今後どうしていくのかの話し合いも
思うようにできず
大声で喧嘩してぶつかった。

それは、この「うつ状態」という、
心の状態の最も悩ましいところである。

先のこと、未来のこと、今後のこと
前向きなことを急かすことで
明るい気持ちになるどころか
真っ暗になるのだ。

いま、悩んで苦しんでいる自分に
頑張って頑張って病気になっている自分に

今後のことに関することは何も出てこない。


そんな私を
本当に少しずつだけど、それを理解していってくれた。
ただ、相手にもうつな気持ちがうつる。

元気な私を知るからこそ、この状態を理解できないことが多い。

以前の私を知らない人は、もともとそういう人だったのだろうで終われる。

でも、いつも側にいたからこそ
相手が、目に見えない
人に理解されない病に侵された時

家族や恋人も一緒に理解して向き合わなければ
一緒に病に負けてしまうのだと思う。


でも、理解してくれた。
時々傷つくことは言う
ぶつかることもある。

でも、理解できずに否定されるよりも
本気で向き合ってくれる人が一番側にいてくれることが
とてもとても心強く
安心できた。



そして、実家にいる母に
泣きながら電話した時もそうだった。


母は、中学の時から女手ひとつで私を育ててくれた。
どんな時も一番理解してくれて
味方でいてくれる人。

お母さんは、
あなたの良いところを潰してしまうような所に無理していなくていいよ。
いつでも帰ってきていいよ。
少し休んだらいいよ。

て、そう言ってくれた。


私がこうやって、ブログとして
記録できるのも
そういう味方が居てくれたから。


だから、ここまで、気持ちを取り戻すことができた。



ドラマでよくいう

世界中のみんなが敵でも
たった1人でも味方がいるだけで
人は生きていける

本当に、その通り。
間違いなく、うつ状態の人に必要なのは

急かすことなく
否定することも
未来の話を多くは語らず
気長に気長に
良き理解者であり続けること。


そして、ネットで書いてある知識だけの注意事項を忠実に守ろうとして
逆に自分を追い詰めたりしないこと。

頑張れと言ってはいけないという知識だけ、先行している人が多いけれど
一緒にゆっくり根気よく頑張っていこうという思いや、愛情があれば
自分を否定してる言葉には聞こえないと思う。

反対に、
感情を殺した事務的な文面でも
そこにうつ状態の人を思いやる気持ちがなければ
傷ついてしまう。


うつ状態とは、
とても繊細になるのではなく
人の想いを裏も表も全て見えてしまう
そんな状態なのだと思う。








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