【うつ状態のココロ】解雇からの再就職

解雇の通知があってからは、情けない思いと後悔の念が、毎日のように押し寄せてきた。

解雇の通達は、会社の副社長が自ら説明。
会社の経営に問題があっての解雇。私たちに非はないという説明だった。

一度も会ったことのない、顔のない副社長からの説明。拠点一つなくなるということは、それほど重要ではないのか、この場に最高責任者の社長が来ないというのにも疑問が残った…。

これから、どうやってこの土地で生きていこう。なんの仕事をしていこう。

自分は一体何をしたいのだろう。

最後の日までその答えを探しながら、途中で投げ出してしまいたいという
気持ちを抑えて真面目に仕事と向き合った。

新しい職場を、探していたある日。

同じ職場の先輩から、
以前のその先輩と同じ職場の方に相談をしたところ、全員と話を聞いてくれることになったと連絡を受ける。

話を聞いてみると、給与もこのまま変わらず、雇ってもらえるかもしれないということだった。

「自分は一体なにがしたいのか」

その答えを出す前に、私は安定の為に、その会社の面接を受けることに。

本当は、急遽解雇になった日から働き、心も体も限界で、3ヶ月くらい休もうとしていたけれど、次の会社の都合で、すぐに働いて欲しいということだった。

雇って頂けるだけでありがたいと思い、少しの休息をとり、私は新しい会社で働くことを決めた。